4万円の3Dプリンタの実力を徹底検証(daVinciMini)

世の中を変えるとも言われる3Dプリンタで何ができるかを検証していきます。

3Dプリンタが印刷する仕組み

今回は3Dプリンタの印刷の仕組みをご紹介します。

 

紙に印刷する通常のプリンタでも

インクジェットプリンタやレーザプリンタなど、

複数の印刷方式があるのと同様、

3Dプリンタにも複数の印刷方式があります。

 

ダヴィンチミニでは、現在もっとも主流な熱溶解樹脂積層(FFF)方式という

印刷方式が採用されています。

この「熱溶解樹脂積層」方式ですが、

熱で樹脂を溶かし、糸状になった樹脂を下から重ねていく(積層)ことで作る方式です。

ダヴィンチミニで使う樹脂はPLAと呼ばれるプラスチックで、200度ほどで溶けます。

印刷中の様子。真ん中の黒い物体はプリンタモジュールと呼ばれるもので、

これが200度ちょっとまで熱せられて、下にあるノズルから熱された樹脂が落ちてきます。

(下に物体ができています。途中で倒れて失敗している画像ですが・・・)

ノズルの位置が動くだけでなく、下の台座も巧みに動いて、

それなりに高速で層が積み重なっていきます。

それでも糸状に印刷されたものが何十層にもなって出来上がるので、

形になるのにはそれなりの時間がかかります。

 

たとえば、上の画像の物体になるまでに、印刷開始から15分ほどかかっていると思います。

これも技術革新がもっと進めば何分の1にもなるのだと思いますが。

 

印刷の仕組みはこのような感じです。

今後動画などでもご紹介していきたいと思います。